元米軍消防士から学ぶ!災害現場で「動ける」リーダーになるための訓練が開催されます
元米軍消防士が伝授する「ファーストレスポンダー訓練」
特に注目されるのは、2月7日(土)に実施される「ファーストレスポンダー訓練(初級編)」です。講師を務めるのは、元在日米陸軍統合消防本部次長である熊丸由布治氏。

熊丸氏は、元米軍基地消防署の消防士として数々の現場を経験されており、単なる応急処置の技術だけでなく、混乱する状況下でチームをまとめ、適切な判断を下すための「リーダーシップ」と「意思決定(判断力)」を伝授してくださいます。
なぜ今、「判断力」が求められるのか
大規模災害が発生した際、行政や消防が現場に到着するまでにはどうしても時間がかかります。この発災直後の数分間という時間が、災害対応の成否を大きく左右すると言われています。知識として救急法を知っていても、パニック状態の現場で冷静に動ける人は決して多くありません。
今回の訓練では、米軍消防で培われた「インシデント・コマンド(現場指揮システム)」の視点を取り入れ、一般市民や企業の防災担当者の方々が「現場をコントロールする」ためのマインドセットを体感できるようになっています。
熊丸由布治氏のプロフィール
株式会社ベアーズ・プランニング代表取締役である熊丸由布治氏は、元米軍基地消防署の消防士として国内外の最前線で救助・救命活動に従事されてきました。現在は「助かる命を助けるために」をミッションに掲げ、世界標準のファーストレスポンダー教育を全国で展開されています。技術指導だけでなく、極限状態での心理的バイアスを打破し、的確な優先順位(トリアージ)を判断する指導には定評があります。
訓練の見どころ
この訓練では、以下のようなポイントに注目して参加できるでしょう。
- 米軍式現場管理術: 世界標準の指揮命令系統に基づいた、周囲を動かす「声掛け」と「役割分担」を学ぶことができます。
- 「知っている」を「できる」に変える: 専門家ではない私たちでも、現場にある物を使って、その瞬間に最善を尽くすための思考プロセスを体験できます。
- リーダーシップの醸成: 自分が処置をするだけでなく、現場全体を俯瞰して安全を確保するリーダーの動きを体験することで、リーダーシップを育むことができるでしょう。

開催概要
「第13回協働型災害訓練 in 杉戸『防災DX2.0〜コンセプトフリーな世界を考える〜』」の詳細は以下の通りです。
- 日時:
- 2026年2月6日(金) 9:00〜17:00
- 2026年2月7日(土) 9:30〜17:30
- 場所:
- 彩の国いきいきセンターすぎとピア(〒345-0024埼玉県北葛飾郡杉戸町堤根4742-1)
- Zoom(オンライン)
- 対象:最新の災害支援が知りたい方々、ICSを学びたい防災担当者や関係者の皆様、災害支援の仲間と出会いたい方々などが対象です。
- 費用:1人3,000円/日(税込)。オンライン・オフラインともに同額ですが、2日券には割引があります。杉戸町内在住・在勤の方、周辺自主防関係者、彩の国会議メンバーは参加費無料です。
- 申し込み方法:Peatix特設ページからお手続きください。

この訓練は、2014年に国土交通省「広域的地域間共助推進事業」として始まり、「これまでの震災の経験と教訓を、来るべき大規模災害に活かすこと」をモットーに毎年開催されています。災害時に助け合える仕組みを作ることを目的としており、多様な主体が地域を越えて連携し、様々な知識を学ぶ貴重な機会を提供しています。詳細については、一般社団法人協働型災害訓練のウェブサイトをご覧ください。
災害はいつ起こるか分かりません。この機会に、いざという時に「動ける」リーダーとなるための知識とスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。
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