日本初*!AIから直接つながる有報データ基盤「EDINET DB」が正式リリース、β公開から約10日で1,300件超のAPI利用登録を達成
AIが財務データを間違える理由と「EDINET DB」の解決策
AIに企業の財務情報を尋ねた際に、誤った情報が返ってくる「ハルシネーション」は、AIが参照できる構造化された財務データベースが少ないことが一因とされています。金融庁EDINETで公開されている有価証券報告書データは公共データですが、異なる会計基準や企業独自のタクソノミ(定義やラベル)が混在しているため、システム的に横断分析することは困難でした。
「EDINET DB」は、この課題を解決するために開発されました。3つの会計基準(JP GAAP、IFRS、US GAAP)にまたがる170以上のXBRLタグマッピングと、企業独自の拡張タグに対応するフォールバック機構により、財務データの「名寄せ」を自動化しています。これにより、AIツールはWeb検索ではなく、API経由で構造化された数値を直接取得できるようになりました。検索にかかるトークン消費を抑え、ハルシネーションのリスクを低減しながら、全上場企業を横断した分析がAPIやMCP一本で可能になる点が、このサービスの本質と言えるでしょう。

正式リリースの内容
料金プラン
「EDINET DB」では、無料のFreeプランから、個人開発者や投資家向けのProプラン、法人向けのBusinessプラン、そしてカスタム対応のEnterpriseプランまで、幅広い料金プランが用意されています。Webでの企業情報閲覧は登録不要で全機能が無料で利用でき、課金対象はAPI/MCPの利用のみです。Freeプランでも、AIチャット経由(MCP)であれば1日約30回程度のAI分析が可能です。
AIツールとの接続
Claude.ai、ChatGPT、Cursor、Windsurfといった主要なAIツールからMCPプロトコルで接続できます。「EDINET DB」はリモートMCPサーバーを提供しているため、ユーザーがローカルにサーバーを構築する必要がなく、ブラウザ上のAIから直接データを参照できるのが大きな特長です。調査の結果、ChatGPTやClaude.aiなどのブラウザAIから直接接続できる、名寄せ済み日本株財務データサービスとしては日本初であるとされています。


API商用利用OK
すべてのプランでAPIの商用利用が可能です。「EDINET DB」を使ったアプリ開発や業務ツールへの組み込み、分析レポートへのデータ利用が許可されています(データの丸ごと再配布・再API化は禁止)。

主な提供データ
- 企業基本情報(証券コード、業種、会計基準)
- 最大6年分の時系列財務データ(売上高、営業利益、有利子負債、ROE、EPSなど69項目)
- 財務健全性スコア(0〜100、算出ロジック全公開)
- 業種別ランキング(ROE、営業利益率、配当利回り、3年CAGRなど18指標)
- 有報テキスト全文(事業の内容、リスク情報、MD&Aなど。文字数制限なし)
- AI生成の企業分析サマリー

ローンチキャンペーン
3月7日までにEDINET DBに登録(APIキー取得)した全ユーザーが対象です。Proプラン、Businessプランが永久半額となるβ特典が適用されます。3月7日まではPro相当の機能(1,000回/日)を無料で利用でき、それ以降はアップグレードしない場合、Freeプラン(100回/日)に自動移行するとのことです。
- EDINET DB 開発者向けページ:https://edinetdb.jp/developers
β期間中のフィードバックと改善
β公開後の約10日間で67回のコード更新が実施されました。ユーザーからのフィードバックと社内品質チェックの両面から改善が進められています。主な改善点としては、財務データ項目が24項目から69項目に拡充されたこと、営業利益カバレッジが83%から97%に向上したこと、有報テキストの全文提供、AI企業分析の全面刷新、成長指標の追加、データの透明性強化、セキュリティ監査の実施などが挙げられます。

X(旧Twitter)上では225件以上のメンション・言及があり、公認会計士からは「EDINETのデータを毎日手作業で加工していたが、その必要がなくなりそうだ」という声、個人投資家からは「ChatGPTで企業の数字が正しく取れなかった問題がこれで解消される」という評価が寄せられています。
既存サービスとの位置づけ
「EDINET DB」は、有報テキスト無料API、AI総合所見、財務健全性スコア(ロジック公開)、名寄せロジック公開、AIツール直接接続(リモートMCP)、Web無料閲覧、API商用利用といった点で、他の主要な金融情報サービスと比較しても多くの機能に対応していることが分かります。

今後の展開
カボシア株式会社は、4〜5月の決算ラッシュに向けて、以下の開発を進めていく予定です。
- 適時開示(TDnet)速報対応(決算短信の自動取得と速報表示、AIによる決算要約も準備中)
- 配当・株式分割調整済みデータ(EDINET報告値は株式分割で未調整のため、調整済みDPS・EPSを提供)
- 時系列データの拡張(現在の6年分(FY2020-25)を大幅に拡充)
- Anthropic MCPディレクトリ掲載申請
- APIダッシュボードパッケージ配布(EDINET DB APIを使った業界分析テンプレートをGitHubで公開)
「EDINET DB」は、AIがアクセスしやすいデータ構造を優先しており、AIにとって最もアクセスしやすい日本の財務データプラットフォームを目指しているとのことです。進捗状況はX(@edinetdb)で発信されています。
- EDINET DB 公式サイト:https://edinetdb.jp
サービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | EDINET DB |
| URL | https://edinetdb.jp |
| 対象データ | 日本の全上場企業 3,848社 |
| データソース | 金融庁 EDINET API(有価証券報告書) |
| 収録期間 | FY2020〜FY2025(最大6年) |
| API | REST API v1(11エンドポイント) + MCP Server |
| 料金 | Web閲覧無料 / Free ¥0 / Pro ¥4,980 / Business ¥29,800 / Enterprise 個別 |
| 対応会計基準 | JP GAAP / IFRS / US GAAP |
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | カボシア株式会社 |
| 代表 | 小池 陸 |
| 所在地 | 東京都港区芝浦1丁目9-7 |
| 事業内容 | AIエージェント基盤の開発・運用、データ分析基盤の構築 |
| URL | https://cabocia.jp |
お問い合わせ
カボシア株式会社
メール: edinetdb@cabocia.jp
サービスURL: https://edinetdb.jp
X: @edinetdb
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