全国空き家アドバイザー協議会が「住教育」を全国へ!10月より47都道府県で活動開始、新刊も登場
なぜ今、「住教育」が求められているのでしょう?
私たちは学校で多くのことを学びますが、人生で最も高額な買い物の一つである「住まい」については、体系的に学ぶ機会がほとんどありません。しかし近年、住まいに関する課題は複雑化しています。
- 空き家の増加
- 住宅価格や建築資材の高騰
- 大規模災害への備え
- 相続問題
- 二地域居住や多拠点生活の拡大
このような時代背景の中で、住まいを単なる建物として捉えるのではなく、暮らしや地域、家族との関係性の中で考える「住教育」の重要性が高まっているのです。


住教育はすでに全国で始まっています
「住教育」は新しい概念ではありません。例えば、京都市では「京すまいの情報ひろば」を通じて京町家を教材とした住教育が実施されており、東京都の「TOKYOすまいと」や神戸市の「すまいるネット」でも住教育の普及・支援が行われています。
また、住生活分野は小学校・中学校・高等学校の家庭科に学習指導要領として位置付けられており、「家族の生活と住空間」「住居の基本的機能」「家庭内事故の予防」「安全で快適な住環境」などを学ぶ内容が整備されています。教科横断的な学びを支援する住教育ガイドラインも策定されており、「食育」に続く新たな生活教育分野として注目を集めていますね。
関係人口・二地域居住時代の共通言語として
国は、地方分権一括法やふるさと住民登録制度などを通じて、関係人口の創出や二地域居住を推進しています。地方へ移住する方、地域に関わる方、多拠点生活を送る方が増える中で、地域の住文化や住宅の価値を理解し、自分らしい暮らし方を選択する力が求められています。
移り住む側と受け入れる側の双方が住まいについて学ぶことで、地域との関係性はより豊かなものになるでしょう。全国空き家アドバイザー協議会では、住教育を地域づくりの基盤となる共通言語として位置付けています。
全国ネットワークを活かした住教育推進
全国空き家アドバイザー協議会は、2026年6月時点で全国約103支部を展開し、空き家課題解決や地域活性化に取り組んできました。今後はこのネットワークを最大限に活用し、様々な住教育活動を全国各地で展開していく予定です。
- 住教育セミナー
- 親子向け住まい学習会
- 空き家・古民家見学会
- 地域住文化体験イベント
- 学校や自治体との連携事業
10月の「住教育月間」を皮切りに、全国47都道府県で住教育活動が順次スタートします。住まいを通じた人づくり・地域づくりが推進されていくことでしょう。


住教育推進の象徴として誕生した一冊
今回発売される『暮らしを育てる 家族と未来につなぐ住教育』は、全国で展開される住教育活動のテキストとしても活用されます。

本書では、「住まいは家族の器」「空き家にならない家」「古民家が教えてくれること」「住みやすい家へのヒント」という4つのテーマから、住まいと暮らしの本質が分かりやすく解説されています。
- 書名:暮らしを育てる 家族と未来につなぐ住教育
- 著者:コミンカニスト 川上幸生
- 発行:一般社団法人住まい教育推進協会
- 発売:出版文化社
- 発売日:2026年7月7日
- 定価:1,650円(税込)
- ISBN:978-4-88338-7410
著者メッセージ
著者であるコミンカニストの川上幸生氏は、「HOUSEからHOMEへ」というメッセージを寄せています。建物を学ぶことも大切ですが、それ以上に大切なのは、そこでどのような暮らしを育むかだということを伝えています。本書が、自分自身や家族にとって本当に大切な住まいを考えるきっかけになることを願っているそうですよ。
購入方法
住教育普及活動の一環として、公式販売サイト「じゃぱとらどっとこむ」での購入が推奨されています。

一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会 第5回全国会員大会
住教育推進方針が正式発表される全国会員大会が開催されます。

- 開催日時:2026年6月30日(火)13:30〜16:30(式典)※終了後交流会を開催
- 会場:海運クラブ 2階ホール(東京都千代田区平河町2丁目6−4 海運ビル)
- 詳細はこちら
この大会では、全国で活動する会員の皆様をはじめ、関係省庁や空き家課題解決に向けた講演が開催されます。基調講演には、国土交通省国土政策局地方政策課二地域居住政策推進官の酒井達朗氏、株式会社KLC代表取締役の小林弘典氏が登壇される予定です。
お問い合わせ先
一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目3-1 幸ビルディング9階
Tel.03-6275-0798 (受付時間:10時~12時、13時~16時 ※土曜・日曜・祝祭日を除く)
ホームページ:https://akiya-adviser.org/
住教育が、私たち一人ひとりの暮らし、そして地域や社会の未来を豊かにする基盤となることでしょう。これからの活動に注目が集まりますね。
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