AIに解決してほしい農業の困りごと、全国の農家さんから大募集!「農業現場の課題実態調査」がスタート
現場の課題を見える化する意義
近年、生成AIの進化により、農業分野でもAIを活用したソリューションが次々と発表されています。栽培管理から出荷、経営まで、AIが農業を変えるというメッセージは、もはや珍しいものではなくなりました。
しかし、その解決策が向き合うべき「現場の課題」は、まだ十分に言語化されたり可視化されたりしていないのが現状です。これまでの調査では、AIの利用用途として「記録・文書・事務作業の効率化」を挙げた人が最多だった一方、「栽培管理・現場判断」を挙げた人は少ないという結果が出ています。これは、重労働や季節ごとの負担といった現場の具体的な困りごとに、技術がまだ十分に届いていないことを示しています。
この「解決策の供給」と「現場の課題という需要」のギャップを解消するため、今回の調査では、これまで見えにくかった「本当に解くべき課題」を全国から集め、社会に開示することを目指しています。
「農業現場の課題実態調査」のポイント
今回の調査には、大きく3つの特徴があります。
- 課題の優劣による選考なし
寄せられた課題は、優劣を競うことなく、重複内容の統合や匿名化などの編集を経て、原則として全て集計・分析に反映されます。個人・産地を特定できる情報や、調査の趣旨と関係のない内容は除外されます。 - 8つの軸で課題を構造化
集まった課題は、①営農類型、②作業・工程、③課題の具体的内容、④発生頻度・季節性、⑤負担時間、⑥経営・品質・安全への影響、⑦現在の対処方法、⑧AI・デジタル技術による解決可能性という8つの軸で整理・分析されます。 - 調査結果は無料公開
調査レポートに加え、集まった課題を誰でも閲覧できる「課題データベース」として無料公開されます。これにより、農業課題の解決に挑みたい技術者、企業、学生、研究者など、多くの人々が具体的な課題を知り、解決策を検討できるようになります。
調査の概要
この調査は、農業現場で現在も解決されていない課題や、日々の作業・経営における負担を把握し、技術者・企業・研究者・学生などが解決策を検討できる形で可視化することを目的としています。農家、新規就農者、農業法人、普及指導員、JA・自治体職員、農家支援事業者など、農業に関わる幅広い立場の方からの回答を募集しています。
- 調査名: 農業現場の課題実態調査
- 対象者: 農業に関わる方々(農家・新規就農者・農業法人・普及指導員・JA・自治体・農家支援企業など)
- 調査締切: 2026年8月31日(月)23:59まで
- 回答方法: 専用フォームより回答(所要5分程度)
- 結果公開: 2026年秋に調査レポートを発表し、課題データベースを順次公開予定です。
詳細や回答はこちらからどうぞ。
https://metagri-labo.com/ai-guide/agri-ai-questionnaire-202607/
今後の展開
集められた課題は、公開されて終わりではありません。課題データベースの公開後には、実証実験や共同開発への参加を希望した回答者に限り、本人の同意を得たうえで、解決に挑む技術者・企業・教育機関との連携が検討されます。2026年秋に予定されている調査結果の発表とデータベース公開を通じて、農業現場の「いま」が継続的に発信されていくでしょう。
『農業AI通信』について

『農業AI通信』は、「農家の経験と言葉から、AI活用の未来を育てるメディア」をコンセプトにしています。AI活用の手順や実践事例を「今日から使える形」で提供し、アンバサダーをはじめとする農家の実践から生まれた知見をメディアに活かし、これからAI活用に挑戦する全国の農家へ情報を届ける循環を生み出しています。
https://metagri-labo.com/ai-guide/
運営会社

本調査を運営するのは、株式会社農情人です。
- 代表者:甲斐雄一郎
- URL:https://noujoujin.com/
- mail:info@noujoujin.com
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