50人に1人がひきこもり状態。厚生労働省が宮本亞門さんらと「ひきこもりVOICE STATION 2026」で生きやすい社会を目指します
約50人に1人がひきこもり状態。しかし、身近な問題としての認識にはギャップも
現在、日本では約50人に1人(※15~64歳/令和4年度内閣府調査に基づく推計)がひきこもり状態にあると推計されています。ひきこもりVOICE STATION事務局が行った調査では、「ひきこもりは本人や家族だけでなく、地域や社会にとっても重要な問題」と考える人が52.5%にのぼります。また、「『8050』世帯の課題が今後ますます深刻になる」と考える人も57.7%いることがわかりました。
しかし、身近な社会問題として「ひきこもり」を挙げる人はわずか8.2%にとどまっており、社会課題として認識されつつも、自分事としては捉えられていない現状がうかがえます。このプロジェクトは、当事者や経験者の声を広く発信し、“共感とつながり”をテーマに、ひきこもりを特別な誰かの問題ではなく、自分たちの社会の課題として考える対話の場を全国に広げていくことを目指しています。
「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」を結成し、当事者の声を届けます
ひきこもりVOICE STATIONでは、ひきこもりを「特別な誰かの問題」ではなく「誰にとっても身近な社会課題」として考えるきっかけを広げるため、「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」を結成しました。メンバーは、演出家の宮本亞門さん、お笑いタレントの山田ルイ53世さん、インフルエンサーのまいきちさん。いずれもひきこもりを経験された3名です。

宮本亞門さんは、高校時代にひきこもりを経験されており、2023年度からこのプロジェクトに携わっています。昨年度はクリエイティブプロデューサーを務め、自身の経験を踏まえながら当事者に寄り添い続けています。

山田ルイ53世さんは、中学2年の夏から6年間ひきこもりを経験されました。現在は執筆業やラジオパーソナリティなど多岐にわたり活動されており、ひきこもりの体験を日頃から発信されています。

まいきちさんは、幼少の頃から人間関係に苦手意識があり、ストレスの積み重ねからひきこもり状態を経験されています。Z世代から絶大な支持を集めるインフルエンサーとして、自身の体験を伝えています。
この3名が、当事者の声をより多くの方に届けることで、ひきこもりに対する誤解や偏見をなくし、誰もが生きやすい社会について考える機会を創出することを目指しているのです。
ひきこもりの思いやエピソードがカルタになる『ひきこもりボイスカルタ大賞』を初開催!
今回、ひきこもり当事者やご家族から、自身の経験や思いを詠んだ川柳「ひきこもりボイス川柳」を募集し、選ばれた作品を「ひきこもりボイスカルタ」として制作する『ひきこもりボイスカルタ大賞』が初開催されます。日々の葛藤や家族・社会との関係、生活での出来事など、普段語られることのない声がカルタという親しみやすい形で社会に届けられます。
完成したカルタは公式ホームページやSNSに掲載されるほか、都内主要ターミナル駅に巨大ポスターとして掲出される予定です。2027年1月開催予定の「ひきこもりVOICE STATIONフェス」では、「大賞」や「審査員特別賞」などが発表・表彰されます。
【募集概要】
- 応募資格:ひきこもり当事者、ご家族
- 募集テーマ:ひきこもり状態であった時の「思いやエピソード」
- 締切:2026年11月23日(月・祝)
- 賞:ひきこもりボイスカルタ大賞、宮本亞門賞、山田ルイ53世賞、まいきち賞、審査員特別賞
募集の詳細は、公式HPをご覧くださいね。
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/senryu/
「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」も参加!全国6都市を巡るキャラバン
過去5年間で全国28都道府県にて実施されてきた全国キャラバンが、本年度も全国6都市(大阪、青森、岐阜、山梨、岡山、宮崎)で開催されます。

今年は各会場に「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」のメンバーいずれかが参加し、経験者、家族、支援者とともにそれぞれの体験や思いを共有するパネルトークを展開します。その後、会場では「ひきこもりボイスカルタ」の川柳制作ワークショップも実施されます。
各会場とも、セッション1のパネルトークはオンラインで同時配信され、どなたでもどこからでも視聴が可能です。
【スケジュール】
- 大阪府大阪市
- 日時:8月22日(土)13:00~
- 出演者:宮本亞門、山田ルイ53世、まいきち
- 会場:コングレスクエア グラングリーン大阪
- 青森県青森市
- 日時:9月5日(土)13:00~
- 出演者:まいきち
- 会場:青森県労働福祉会館
- 岐阜県岐阜市
- 日時:9月13日(日)13:00~
- 出演者:山田ルイ53世
- 会場:岐阜商工会議所
- 山梨県甲府市
- 日時:10月10日(土)13:00~
- 出演者:山田ルイ53世
- 会場:かいてらす(山梨県地場産業センター)
- 岡山県岡山市
- 日時:10月17日(土)13:00~
- 出演者:宮本亞門
- 会場:岡山国際交流センター
- 宮崎県宮崎市
- 日時:11月14日(土)13:00~
- 出演者:まいきち
- 会場:ひなたキャンパス
各イベントは入場無料で、オンライン参加も可能(セッション1のみ)です。参加申込は、以下のURLから必要事項を入力してお申し込みください。
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/event/
ショートドラマ「こもリアル」やドキュメンタリー動画「VOICES」など、多彩なコンテンツも登場
昨年度好評を博したショートドラマ「こもリアル」は、ひきこもり当事者やご家族の体験談をもとに制作されたドラマです。宮本亞門さんが監修を務め、不登校やひきこもり経験を持つ俳優のほか、田中要次さん、国仲涼子さんも出演されています。多様なひきこもり像を描いた昨年度の6話8本のショートドラマは、トータルで280万回以上再生されていますよ。

また、ひきこもり当事者の声を伝えるドキュメンタリー動画シリーズ「VOICES」も新たな作品を製作中です。「こもリアル」がドラマ作品であるのに対し、「VOICES」は当事者本人が自身の言葉で語るドキュメンタリーシリーズ。ひきこもりに至った背景や日々の思い、社会との関わり方など、一人ひとり異なる経験が、ありのままの声で届けられます。
これらのコンテンツは、「ひきこもりVOICE STATION」公式ホームページでご覧いただけます。
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp
バーチャル展覧会も開催中!
「壁の向こうの声を、クリエイティブでつなぐ」をテーマに、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターが当事者の思いを受けて制作した作品を展示する「バーチャル!“HIKIKOMORI”ANYONE?他人事じゃないかも展」も開催されています。

音楽クリエイターのヒャダインさんと経験者による音楽映像作品や、漫画家のひうらさとるさんによる漫画作品をはじめ、映像・アートなど多彩な作品を通じて、当事者たちの声が届けられています。
ぜひ、こちらからアクセスしてみてくださいね。
https://shakainoad.metatell.app/SkXWayy/
プロジェクトの集大成「ひきこもりVOICE STATIONフェス」は2027年1月に開催予定
本年度のプロジェクトの集大成となるシンポジウム「ひきこもりVOICE STATIONフェス」は、2027年1月に都内で開催される予定です。

イベントには「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」の3名が出演し、『ひきこもりボイスカルタ大賞』の発表なども実施しながら、本年度のプロジェクトを総括します。ひきこもり当事者やご家族の声を広く届け、一人ひとりが誰もが生きやすい社会について考える内容が予定されていますよ。
このプロジェクトを通して、ひきこもりへの理解が深まり、誰もが安心して自分らしく生きられる社会へと繋がっていくことを期待したいですね。
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