ポスト・トランプ後の世界秩序を構想する:元外交官と慶應義塾大学教授が「近代の超克」を再び問う
新たな世界秩序を構想する対談が季刊誌『IISIA Quarterly』に掲載
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)が、季刊誌『IISIA Quarterly Volume 11 January 2026』を刊行しました。この季刊誌には、元キャリア外交官であり独立系シンクタンク創設者である原田武夫氏と、慶應義塾大学総合政策学部の廣瀬陽子教授による共同研究企画「続・近代の超克」と題された対談論文が掲載されています。この対談は、ポスト・トランプ後の世界秩序を構想する上で、ロシアを単に「切り捨てるだけでは不十分である」という重要な問いに正面から向き合うものです。

ウクライナ戦争後のロシア認識に一石を投じる議論
ウクライナ戦争以降、ロシアは「否定される対象」として語られることが多くなっています。しかし、それで本当に次の世界秩序が見えてくるのか、という疑問が提示されています。本対談では、元外交官とウクライナ問題の最前線で発言を続ける慶應義塾大学教授が、この問いに深く切り込んでいます。

対談の核心:ロシア、西側秩序、そして日本の役割
対談では、以下の点が集中的に議論されています。
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ロシアの強権体制を明確に批判しつつも、その背後にある「近代国家システムの限界」を指摘していること。
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西側リベラル秩序が抱える自己矛盾と、ウクライナ戦争がそれを可視化した意味について掘り下げていること。
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日本が単なる「価値の同調者」ではなく、新たな世界秩序形成において果たし得る独自の知的役割について考察していること。
「ロシアを完全な悪として処理する思考停止こそが、次の大きな衝突を準備している可能性があるのではないか」という問いかけは、現在の国際情勢を深く見つめ直すきっかけとなるでしょう。
この対談論文は、全国の有名大学の総長・学長・大学図書館等に寄贈される研究冊子として刊行されたもので、全3回構成の第1回にあたります。

対談者プロフィール
原田武夫氏(株式会社原田武夫国際戦略情報研究所 代表)
1971年香川県高松市生まれ。東京大学法学部を中退後、1993年に外務省に入省しました。G8沖縄サミットや秋篠宮同妃両殿下のドイツ御訪問時にはドイツ語通訳官を務め、対欧州外交、対北朝鮮外交の最前線で活躍されました。2005年に外務省を退職し、任意団体として弊研究所を設立。2007年には株式会社として設立登記し、以来、独立系シンクタンクの経営リーダーシップをとりつつ、国内外の大学生に対する情報リテラシー教育にも社会貢献事業として取り組んでいらっしゃいます。

廣瀬陽子教授(慶應義塾大学総合政策学部)
慶應義塾大学総合政策学部教授、KGRI(Keio Global Research Institute)副所長を務めていらっしゃいます。慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程を修了し、同博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)の学位をお持ちです。2016年より現職で、国際政治、旧ソ連地域研究が専門分野です。国家安全保障局顧問など、政府の役職も多数歴任されています。主な著書に『コーカサス 国際関係の十字路』『ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略』などがあります。

廣瀬陽子教授の公式HPはこちらです:
https://www.sfc.keio.ac.jp/faculty_profile/list/PM/yoko-hirose.html
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)について
IISIAは、「Pax Japonica(日本による平和)」の実現をビジョンに掲げ、マーケットと国内外情勢の分析、未来シナリオの提示を行う独立系シンクタンクです。2007年に原田武夫氏が設立登記し、主に全国の中小事業主をメンバーとする会員制サービスを軸に急成長を続けています。日々発信される調査分析レポートは、2015年7月よりトムソン・ロイターでも配信されています。

関連情報
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